出典・データの方針
ネタダナのデータをどう作り、どう確かめているかをまとめています。芸歴や結成年は資料によって食い違うことが多いため、どの基準で記録しているかを公開しておきます。
出典の選び方
媒体を一律の順番に並べるのではなく、確認する項目に最も直接的な一次資料を優先します。
- 賞レースの結果や出場時名義は、その大会の公式結果・出場者ページ
- M-1の参加情報に基づく結成年は、M-1公式プロフィール
- 芸歴、所属、活動開始時期は、本人の発言、所属事務所、養成所など当事者に近い資料
- Wikipediaや芸歴データベース、報道記事は、一次資料が見つからない場合の補助資料
公式資料どうしで食い違う場合もあります。そのときは、確認する項目への直接性、更新日、本人の経歴との整合性を比べます。判断しきれない項目は推測で決めず、「要確認」または「調査中」として残します。
芸人・コンビのページには、確認できた範囲で根拠にした出典ページへのリンクと内容確認日を記録しています。未確認または確認日をまだ整理できていない項目もあり、その場合は調査中・要確認として継続確認します。
3つの「年」の数え方
紛らわしい3つの年を、次のように区別しています。
芸歴(デビュー年)
養成所に通っていた期間は「0年目」として数えません。養成所を卒業した年が芸歴1年目です。たとえばNSC大阪34期(2011年入学)なら、卒業した2012年が芸歴の起点になります。
在学中にコンビを結成した場合や、舞台・賞レースへ出場した場合も、養成所を卒業するまでは芸歴0年目として扱います。卒業後に正式な活動開始時期が別に確認できる場合は、その時期を起点にします。
養成所を経ていない場合は、プロとして所属した年やデビューが確認できる年を起点にします。どちらも分からないときは空欄にして「調査中」と表示します。
結成年
コンビ・トリオ・ユニットが組まれた年です。芸歴とは別物で、養成所在籍中に組んだ場合は結成年のほうが芸歴の起点より早くなります。
養成所の期
入学した年度の期です。ネタダナでは養成所ごとに「何期が何年入学か」の対応表を持っていて、期が分かればそこから芸歴の起点を導いています。
結成年を賞レースの出場資格から検算する
結成年は資料ごとのばらつきが特に大きい項目です。そこでネタダナでは、賞レースの出場資格を使って結成年を検算しています。
- M-1グランプリ — 2010年までは「結成10年以内」、2015年以降は「結成15年以内」。出場した年から結成年を引いた数がこの上限を超えていたら、結成年か戦績のどちらかが誤っている
- THE SECOND — 「結成16年以上」。逆に年数が足りなければ、やはりどちらかが誤っている
この検算で実際にいくつもの誤りが見つかりました。一方で、改名前から通算して数える組や、解散して再結成した組は、大会が採用した結成年と食い違って当然です。そうしたケースは誤りと決めつけず「要確認」として残しています。
推測でデータを埋めない
調べても確かめられなかった項目は、それらしい数字を入れずに空欄のままにしています。芸人ページで「調査中」と出ているのは、まだ裏が取れていないという意味です。
特に、大学のお笑いサークル出身の方や養成所を経ていない方は、活動を始めた年が資料に残っていないことが多く、判明していないものが多くあります。
記録の直し方
構造化データを変更するときは、変更内容・理由・確認できた出典URLを変更ファイルにまとめ、内容を確認したうえで反映します。あとから「なぜこの値にしたか」をたどれるようにするためです。
あわせて、次のような点検を定期的に自動で行っています。
- コンビとメンバーの結びつきが食い違っていないか
- 加入年が結成年より前になっていないか、解散後の戦績が入っていないか
- 同じ大会の同じ年に優勝が2組いないか
- 養成所の期から導いた芸歴の起点と、記録した年がずれていないか
- 賞レースの成績が、大会公式の結果一覧と一致しているか
- 画面に出ている芸歴や同期の人数が、記録した値と合っているか
それでも誤りは残ります
ここまでやっても、元の資料そのものが間違っている場合や、改名・解散の情報が追いつかない場合があります。お気づきの点があれば訂正のご連絡からお知らせください。出典とあわせて確認し、修正します。
用語集は基準を分けています
ここまでは芸人・コンビのデータについての方針です。お笑い用語集は、これとは別の基準で作っています。
芸人のデビュー年や結成年は「1年ずれていたら間違い」とはっきり言える種類の情報なので、原則として出典を持たせる対象です。一方、業界用語の意味は誰か一人が決めたものではなく、現場で使われるうちに広まった言い回しです。公式の定義が存在しない言葉も多くあります。
そのため用語の解説は、番組で語られていた説明や、一般に流通している理解をまとめたものです。出典を示せるものには載せていますが、載っていない語もあります。
用語のページは「その業界でおおむねこう使われている」という案内として読んでいただき、厳密な定義が必要な場面では別途ご確認ください。