ネタ

天丼

読み
てんどん

同じボケや動きを繰り返して笑いを重ねる「天丼」の仕組みと使いどころを解説します。

天丼(てんどん)とは、一度ウケたボケ、せりふ、動き、展開などを、少し時間を置いてもう一度繰り返す笑いの技法です。観客が先ほどの出来事を覚えていることを利用し、「また来た」という気づきや期待から次の笑いを生みます。

どのように笑いになるのか

たとえば、登場人物が同じ言い間違いをする、同じ場所で転ぶ、同じ質問に同じ答えを返すといった繰り返しが天丼になります。最初は単独のボケとして見せ、二度目以降は観客がパターンを理解した状態で見せるのが基本です。回数を重ねる途中で言い方や規模を変えると、繰り返しそのものに加えて変化も笑いになります。

使われる場面

漫才やコントの台本に組み込まれるほか、バラエティ番組のトークやロケで偶然起きた出来事を出演者が再び繰り返す場合にも使われます。「さっきの流れを天丼する」のように、作り手側が展開を説明するときにも使う言葉です。

「かぶせ」との違い

天丼は、同じ要素をもう一度登場させることに重点があります。一方の「かぶせ」は、直前のボケや流れを受けて、別のボケを重ねたり発展させたりする意味でも使われます。ただし現場によって区別は一定ではなく、短い間隔で同じボケを重ねることを「かぶせ」または「天丼」と呼ぶ場合もあります。

繰り返せば必ずウケるわけではない

観客が最初の出来事を覚えていなければ、天丼であることは伝わりません。反対に、同じことを長く繰り返しすぎると意外性が薄れます。何を残し、どこを変え、どのタイミングで戻すかが重要な技法です。

関連する用語

出典・確認情報

内容確認日 2026年7月18日

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